バルセロナの街並みの中で、多くの旅行者が建築と街歩きを楽しんでいる様子

初めてのスペイン旅行ならバルセロナがいい?マドリード・サンティアゴ巡礼路と比べる選び方

日本から初めてスペインへ旅行するとき、バルセロナ(Barcelona)とマドリード(Madrid)のどちらから行くべきか迷う人は少なくありません。さらに、サンティアゴ巡礼路(Camino de Santiago)まで候補に入れると、選択はさらに難しくなります。

しかし、この3つは単に観光スポットが違うだけではありません。旅の目的そのものが異なります。

バルセロナは、ガウディ建築、街歩き、グルメ、ショッピング、地中海の雰囲気を一つの都市で楽しみやすい場所です。マドリードは、大規模な美術館、首都ならではの文化、スペイン中部への移動に強みがあります。

サンティアゴ巡礼路は、多くの観光名所を見る旅というより、くことそのものが旅の中心です。

ガウディと都市光を重視するならバルセロナ、美術館とスペイン中部の旅行を重視するならマドリド、く旅そのものが目的ならサンティアゴ巡路をまず討してみてください。

日本から旅行する場合は、もう一つ考えるべきことがあります。

現在、日本とスペインを結ぶ直行便では東京―マドリード線が重要な選択肢となっています。そのため、観光内容ではバルセロナのほうが魅力的でも、航空アクセスだけを考えるとマドリドから始めるほうが便利な場合があります。

この記事がおすすめの人

  • 日本から初めてスペインを訪れる人
  • 4~6泊程度で最初の都市を決めようとしている人
  • バルセロナとマドリードのどちらを先に選ぶか迷っている人
  • ガウディ建築と美術館のどちらを優先するか迷っている人
  • カップルまたは一人でスペインを旅行する人
  • サンティアゴ巡礼路と一般的なスペイン都市観光を比較している人

すでに巡礼を主目的として準備している人や、バルセロナの具体的なホテル、交通、観光施設の予約方法を探している人には、今後掲載する詳しい記事のほうが適しています。

日本人旅行者にとってスペインはどんな旅行先?

スペイン政府観光局の日本市場データによると、2025年にスペインを訪れた日本人旅行者は約44万5,000人でした。

主な訪問地域を見ると、バルセロナがあるカタルニャ州(Catalonia)が57%、マドリード州が22%、アンダルシア州が6%でした。

ここで注意したいのは、カタルーニャ州にはバルセロナ以外の地域も含まれることです。

そのため、「日本人旅行者の57%がバルセロナを訪れた」という意味ではありません。ただし、日本市場にとってカタルーニャがスペインの重要な旅行先の一つであることは分かります。

2025年の日本人旅行者のスペインでの平均滞在日数は4.7泊でした。

旅行の特徴を見ると、次のようになっています。

  • レジャー目的:85%
  • ホテル利用:93%
  • パッケージツアーを利用しない旅行:70.5%
  • カップル旅行:27%
  • 一人旅:25%
  • 文化観光:74%
  • ショッピング:59%
  • 都市観光:49%

文化、ショッピング、都市観光を組み合わせる旅行者が多いため、ガウディ建築、街歩き、食事、買い物を一緒に楽しめるバルセロナは、日本人旅行者とも相性の良い都市です。

ただし、日本人旅行者のスペインでの平均滞在が4.7泊であることを考えると、短い旅行でバルセロナとマドリドの方を無理に詰めむより、どちらに時間を多く使うかを先に決めることが重要です。

日本からバルセロナへ行くのは便利?

日本から出発する旅行者にとって、この点は韓国や中国からの旅行とは少し事情が異なります。

2026年9月現在、Iberia東京―マドリード間の直行便を運航しており、2026年8月から11月までは週4便の運航を発表しています。

一方、日本からバルセロナへ向かう場合は、マドリードを経由するか、ヨーロッパや中東などのハブ空港を利用する乗り継ぎ便を比較することになります。

初めてスペインへ行くときは、観光スポットだけではなく、次の点も確認してみてください。

  • 東京からマドリードへの直行便を利用するほうが楽か
  • マドリードに到着してからバルセロナへ移動するか
  • 最初から乗り継ぎ便でバルセロナへ入るか
  • 2都市を旅行するなら、どちらから入国し、どちらから帰国するか
  • 日本国内の移動も含めると、総移動時間と航空運賃がどう変わるか

ガウディを見るためにバルセロナへ行きたいことと、バルセロナが日本から最もアクセスしやすいスペインの都市であることは別の話です。

日本からの旅行では、この違いを分けて考えると旅程を決めやすくなります。

字で見るとバルセロナはどれくらい大きな光都市?

2025年にバルセロナ市を訪れた観光客は約1,600万人でした。

バルセロナ市と周辺地域を合わせたDestination Barcelona全体では約2,610万人ですが、集計範囲が異なるため同じ数字として扱うことはできません。

バルセロナ市を訪れた旅行者には次のような特徴があります。

  • 海外からの旅行者:86.9%
  • 平均滞在:4.5泊
  • ホテル利用:55.5%
  • 文化観光:79.0%
  • ショッピング:63.8%

バルセロナは海外旅行者が非常に多い国際観光都市で、旅行者の平均滞在も4.5泊です。

そのため、有名な観光地だけを1~2日で急いで回るより、3~5泊程度を確保し、予約時間と移動を組み合わせる旅行に向いています。

バルセロナマドリサンティアゴ巡路はどう違う?

旅行で最も重視することまず討したい場所
ガウディ建築・グルメ・ショッピング・都市観光バルセロナ
美術館・首都文化・スペイン中部への移動マドリード
長距離ウォーキング・巡礼・ゆっくりした旅サンティアゴ巡礼路

どこが一番優れているかを決めるのではなく、自分がしたい旅に合う場所を選ぶことが大切です。

こんな人にはバルセロナがおすすめ

バルセロナは、次のような日本発の旅行者に向いています。

  • 初めてスペインを訪れる
  • サグラダ・ファミリアやグエル公園を見たい
  • ガウディ建築に興味がある
  • グルメ、ショッピング、街歩きを一緒に楽しみたい
  • 一つの都市に3~5泊できる
  • カップル旅行または一人旅を計画している
  • 人気観光地を日本出発前に予約することに抵抗がない

バルセロナは有名建築を見るだけの都市ではありません。

旧市街の散策、市場やグルメ、ショッピング、地中海沿岸の時間まで一つの都市で組み合わせることができます。

そのため、初めてスペインを訪れ、さまざまな体を一つの都市でしたい人にとって、比較的選びやすい目的地です。

ただし、サグラダ・ファミリアやグエル公園などの人気スポットは日時を指定して予約する方式です。

ほとんど何も決めず、現地に着いてから毎日の予定を考えるスタイルには向かない場合があります。

サグラダ・ファミリア周辺で観光を楽しむ旅行者とバルセロナの街の風景
ガウディ建築、街歩き、グルメ、ショッピングを一度に楽しみたいなら、バルセロナは初めてのスペイン旅行で選びやすい都市です。

こんな人にはマドリドのほうがおすすめ

次のような旅行者は、マドリードを先に検討してみてください。

  • 美術館鑑賞が旅の最優先目的
  • プラド美術館やソフィア王妃芸術センターをゆっくり見たい
  • ガウディ建築には特に興味がない
  • トレドやセゴビアなどスペイン中部の都市にも行きたい
  • スペイン国内を鉄道で移動する予定
  • 東京―マドリド直行便の便利さを重視したい

日本から旅行する場合、最後の条件は特に重要です。

観光の好みだけならバルセロナが合っていても、長距離際線でぎを減らすことを優先するなら、マドリドを最初の都市にするほうが現的な場合があります。

マドリードはバルセロナより見どころが少ない都市ではありません。

旅の中心がガウディ建築や地中海の雰囲気から、美術、首都文化、スペイン中部への移動へわる選です。

サンティアゴ巡路は別の旅行として考えよう

サンティアゴ巡礼路は、バルセロナやマドリードと同じ基準では比較しにくい旅です。

バルセロナとマドリードは、一つの都市に宿泊場所を決め、観光スポットを巡る旅行です。

一方、サンティアゴ巡礼路では、きながら移動すること自体が旅の中心になります。

選ぶルートや出発地点によって距離と必要な日数は大きく変わるため、全ルートを歩く旅と、最後の一部だけを歩く旅は分けて考える必要があります。

一般的な4~6泊程度のスペイン旅行で、バルセロナ、マドリード、巡礼路のすべてを入れることはおすすめしません。

歩くことや巡礼そのものが旅の目的なら、都市観光を減らし、巡礼路を中心とした別の旅行として準備するほうがよいでしょう。

サンティアゴ巡礼路については、今後、出発地点、ルート、必要日数、宿泊、荷物配送などを詳しく紹介します。

スペインのサンティアゴ巡礼路をリュックを背負って歩く複数の旅行者
サンティアゴ巡礼路は都市観光とは性格が異なり、歩く過程そのものが旅の中心になるため、別の旅行として計画するほうが向いています。

5泊前後ならどう選ぶ?

2025年の日本人旅行者のスペインでの平均滞在は4.7泊でした。

実際に5泊前後で旅行するなら、訪れる都市を増やすより、何を最も見たいのかを先に決めることをおすすめします。

バルセロナを中心に旅行する場合

バルセロナに4泊程度滞在し、残りを到着・出発や近郊旅行に使う方法は比較的安定しています。

バルセロナ市を訪れた旅行者の平均滞在も4.5泊なので、一つの都市に4泊することが特別長いわけではありません。

2泊だけでも主要スポットを見ることはできますが、サグラダ・ファミリアやグエル公園の予約時間と市内移動が重なり、かなり忙しい旅になりやすくなります。

バルセロナとマドリドの方を旅行する場合

5泊なら3泊+2泊などに分けることはできますが、2都市間の移動時間も旅行日数に含めて考える必要があります。

ガウディ建築や街歩きを重視するならバルセロナに1日多く、美術館や首都文化を重視するならマドリードに多く時間を配分するとよいでしょう。

東京―マドリード直行便を利用する場合は、マドリド入国→バルセロナへ移動という旅程も比較してみてください。

サンティアゴ巡路も入れる場合

5泊前後では、長い巡礼路と2つの大都市をすべて十分に楽しむのは難しくなります。

巡礼が旅の目的なら、都市の数を減らして歩く日数を確保するほうがよいでしょう。

バルセロナを最初の都市にする前に確認したいこと

次の質問のうち3つ以上に「はい」と答えられるなら、バルセロナが合っている可能性が高いです。

  1. サグラダ・ファミリアを必ず見たい?
  2. ガウディ建築や街歩きが好き?
  3. 一つの都市に最低3泊できる?
  4. 人気観光地を日本出発前に予約できる?
  5. グルメ、ショッピング、文化観光を一つの都市で楽しみたい?
  6. バルセロナまで乗り継ぎが必要でも、この都市を優先したい?

逆に、美術館鑑賞が最も重要な人、スペイン中部を旅行したい人、東京―マドリード直行便の便利さを優先したい人は、マドリードから検討するほうがよいでしょう。

歩くことそのものが旅行の目的なら、サンティアゴ巡礼路を別の旅として準備してください。

まとめ

初めてスペインを旅行する日本人にとっても、すべての人に同じ都市が正解というわけではありません。

ガウディ建築、都市文化、グルメ、ショッピングを一しみ、一つの都市に3~5泊できるなら、バルセロナは非常に魅力的な最初の目的地です。

ただし、日本から出発する場合は航空アクセスも一緒に考える必要があります。

東京―マドリード直行便を利用して乗り継ぎを減らしたいなら、マドリードから始める旅程のほうが便利なこともあります。

選び方を簡単に整理すると、

ガウディ+都市光 → バルセロナ

美術館+スペイン中部+直行便の便利さ → マドリ

歩く旅そのもの → サンティアゴ巡礼路

です。

TripInfoNoteのスペイン記事はバルセロナから始めます。

今後は、日本から旅行する人に必要な宿泊エリア、空港から市内への移動、人気観光地の予約、滞在日数別プラン、モンセラート、スリ対策や旅行の基本情報、個別ホテルの詳しい比較へと続けていきます。

情報確認日

2026年9月4日

情報更新について

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